曽田文庫の名誉副館長を務めさせて頂くことに

ちょっと嬉しいご報告です。
こんな(お)名刺が届きました~。

 

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ちょっとしたご縁がありまして、私、六草いちか、島根県松江市にある曽田文庫という私設図書館の名誉副館長を務めさせていただくことになりまし た。

 

 

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私設図書館 曽田文庫 「曽田篤一郎文庫ギャラリー」

 

「本は宝」
この想いから始まった曽田文庫。
現在、曽田文庫のみなさんは、島根県の山間地域の3カ所に、約500~1千冊の蔵書を備えた図書コーナーを持つ曽田文庫の分館を開設すべく活動なさっておられます。

「一人でも多く地域の人たちに本に触れてほしい。」

島根県の山間部は、人口の減少が非常に深刻な問題だそうで、書店がないので本を買うためには数十キロメートルもある町まで出かけていかな ければならず、小さなお子さんのあるご家庭も、山間部では、絵本に触れる機会は少ないのだそうです。

私は、ひょんなことからその取り組みを知り、大いに共感したのでした。
私はベルリンという大都市に暮らしていますが、日本からはとても遠く、日本語の書籍を手に入れるの容易なことではありません。
ですから山間部のみなさんが本を読みたいという思いも、一冊の本を手に取るまでのご苦労もよく理解できます。

島根県は森鴎外のうまれたところでもあり、津和野の森鴎外記念館には講演で2度訪問していますが、曽田文庫さんとはインターネットを通して知り合ったので、実際にはまだお訪ねしたことがないのです。
次の帰省の折に訪問できればと願っております。
その日をとても楽しみにしています。
また、曽田文庫のためにお手伝いできることがあれば、積極的に協力したく思っております。

ところで、曽田文庫では書籍の寄贈を求めていらっしゃいます。
「大学などでお使いになられていて不要になった専門書のほか、小説、絵本などジャンルも、単行本、文庫、新書など本の種類も問いません。書き込み などがあっても構いません。」
とのことです。
もう手に取ることはないけれど善い本だった…という御本をお持ちでしたら、島根の山間部の皆さんが大切に読み継いでいかれると思いますので、ぜひご協力をお願いいたします。
以下に寄付のお願いに関する詳細が書かれています。
http://sotalibrary.will3in.jp/donating/

六草いちか拝